2019年も残りあと2日。
年に70冊前後しか読めなかったのが、今年は137冊(12/30現在)読むことができました。
今年も心はやる作品、初読作家さんとの出会いも多かった。ベスト10では収まらないのですが、マイベストを選んでみました。
1位 『猫を抱いて象を抱く』小川 洋子
(最強ではなく最善の道を目指すリトル・アリョーヒン。チェスの駒が奏でる優美な世界が素晴らしかった。小川作品でもマイベスト1です)
2位『世界の果てのこどもたち』中脇 初枝
(残酷な戦争時代を生き抜く3人の女性からたくさんの事を考えさせられました)
3位『天上の葦』 太田 愛
(このシリーズはどの作品も良かった。人間の描き方がとても丁寧だからこそ、主要人物に寄り添いながら入り込めた)
4位『みかづき』 森 絵都
(塾業界の歴史。日本の教育制度の変化と共に理想からかけ離れていく教育現場。子供の学びの場を真摯に向き合い、衝突する家族の姿も良かった)
5位『罪の轍』奥田 英朗
(昭和38年オリンピック開催前に実際に起きた誘拐事件を元に描かれた小説。昭和の時代背景と警察の地道な捜査、執念に圧倒されます)
6位『線は、僕を描く』砥上 裕將
(水墨画の一本の線への情熱、墨の濃淡から命が吹き込まれ、生き生き瑞々しく描かれる水墨画という奥深い世界に触れる事ができた)
7位 『神様のケーキを頬ばるまで』彩瀬 まる
(好きなまるちゃん。「私は私を褒めていい」自分を褒めよう!)
8位『64』横山 秀夫
(今年一番、登場人物が多かった作品。相変わらず横山さんの描く警察小説は息苦しさを感じる。でも面白い。好きです)
9位『神様のカルテ』 夏川 草介
(今月読んだシリーズ、毎回泣いちゃう。長野の季節の変わりゆく風景に和む年の瀬でした。新章は新年に取っておいてます)
10位『事件』大岡 昇平
(裁判のお勉強でした。裁判を傍聴しているかのようです。裁判制度、人間心理の描写がものすごく細かいです。疲れます。でも再読したい本です)
小説以外では
1位『教誨師』堀川 恵子
(死刑囚と唯一面会が許される民間人。50年間、死刑執行現場の過酷さ、死刑制度の苦しみと矛盾に向き合ってきた僧侶の生涯)
2位『まなの本棚』芦田 愛菜
(本が好き!この気持ちに共感です!)
3位『罪と罰を読まない』岸本佐和子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美
(ドストエフスキーの『罪と罰』を読んでみたいなぁと、、思わず錯覚してしまうほどの面白さです)
今年の気になる初読作家さん→ほしおさなえさん、中山可穂さん、藤谷治さん。他作品も読んでみます。
再読ベスト1は映画化された恩田陸『蜜蜂と遠雷』2016年マイベスト1です。やはり素晴らしい‼︎
わたしに衝撃を与えてくれた作品はまだまだたくさんあります。書ききれないほど、楽しかった読書生活。色々な場所に行き、たくさんの人たちと出会い、様々な感情に揺さぶられたり。。際限のない想像が許される本の世界に今年も楽しめました❣️ 来年は自分には難しい本への挑戦や本棚にずっと静かに眠ってる本達と再会していこうかなぁとも思ってます。
まだ残り2日あるので、もしかしたらベスト1作品に出会えるかも📖✨と期待しつつ、大晦日まで読書を楽しみます❣️
来年はブログ更新を不定期にしないように、続けられるようにしたいとも思ってます。
良いお年を👋🏻
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