みみのなんとなく・・・

なんとなく...好きなことを書いてます。

『ゴッホ展2019』

f:id:mi2_co2_rin33:20191216211942j:image

行ってきました。面白かった❣️
27歳で画家を目指し、独学で勉強し、様々な画家たちの影響を受け、苦悩し、37歳の若さでこの世を去るゴッホの短く濃厚な画家の生涯に触れることができます。

 

f:id:mi2_co2_rin33:20191216212055j:image

農民の暮らしを観察し続けたゴッホ。。貧困で苦悩する農民の姿を描いた絵から始まり、オランダで「ハーグ派」(オランダのハーグで活動する画家たち)の師でもあり親戚のアントン・マウフェやヨゼフ・イスラエルスから学び、さらに農夫たちを描き、「ジャガイモを食べる人々」のリトグラフは人物や静物の描写が甘いと評価は低かったそうです。


パリに移住し、出会った印象派の画家たち。ピサロ、セザンヌ、シスレー、モネ、ルノワール、ゴーギャンの絵にゴッホが彼らの絵の感想を書いたテオへの手紙も添付されていて、ゴッホの感性と受けた影響力がわかります。


その後、療養院で過ごすゴッホのさらなる探究。。病んでるゴッホには悪いけど、ここからのゴッホが大好きなの😍

f:id:mi2_co2_rin33:20191216212426j:image

「サン=レミの療養院の庭」
テオに療養しているが、狂ってはいない。元気だと訴えるゴッホ。。彩られた澄んだ絵から「孤独」を感じさせない事で「孤独」が濃く見えてくる。。

 

f:id:mi2_co2_rin33:20191216212509j:image

「糸杉」

もうずっと糸杉のことで頭がいっぱいだ。ひまわりの絵のように何とかものにしてみたいと思う。これまで誰も、糸杉を僕のように描いたことがないのが驚きだ。その輪郭や比率などはエジプトのオベリスクのように美しい。それに緑色のすばらしさは格別だ(テオへの手紙にて)


糸杉に魅了されていくゴッホ。死に向かってる姿が垣間見えて、目を離すことができない。

 

f:id:mi2_co2_rin33:20191216212653j:image

「曇り空の下の積み藁」
この絵を見て、「刈り入れする人のいる麦畑」を思い出す。たわわに実る麦(生命)を刈り入れる。。ゴッホの死に取り込まれていく感じが怖いけど、、惹き込まれる。

 

f:id:mi2_co2_rin33:20191216212711j:image

「薔薇」
素敵。。最後に展示されていた絵。。零れ落ちた薔薇も清らかで美しい。

 

全ての絵を見て、これから、あのぐるぐる渦巻になっていくのかぁと感慨深くなる。ゴッホに影響を与えた人たちの素晴らしさに改めて敬意を送りたくなりました。

ゴッホの世界に浸り、感傷的になりながら、出口を出ると、、なりきりゴッホで一気に楽しげ〜。。やっぱり面白かった❣️

f:id:mi2_co2_rin33:20191216212930j:image

 

ゴッホがゴッホになるまでを味わえた「ゴッホ展」でした✨